生き物は丸みのある形を取っていますが、ナノレベルで見ると、実は無数の紐(高分子)からできています。これらの紐が高次構造を形成し、さらに複合体を形成することで、複雑でありながら制御された機能を発現しています。
北海道大学 李研究室では高分子溶液、コロイド、ゲル、生体組織を含む幅広いソフトマテリアルを対象に研究を行っています。
特に、光・X線・中性子散乱を用いた構造解析を基軸とし、レオロジーや分光法などの測定手法も組み合わせて、マクロに観測される物性とその背後に隠れるメカニズムの解明に精力的に取り組んでいます。